 |
|
 |
|
どこかのどかなところへ行きたいと思いながら、ふと手にした「日本《島旅》紀行」 (光文社新書)。
どの島もすごく魅力的だが、屋久島とか瀬戸内海とか北海道はちょっと遠い・・・などとぶつくさ言いながらページをめくっていると、式根島(東京)とあった。しかも釣り人に人気で、無料では入れる露天温泉まであるとくれば、もう行くしかない!
早速、行き方を調べると、金曜夜10時発のフェリーで11時間もかかる。アメリカ東海岸まで行けるぜ・・・。2時間半ぐらいのジェット船もあるが、土曜の朝発だから起きるのが面倒くさい。飛行機だと味気ないから、やっぱり11時間の船旅を選ぶことにした。当初予定の週末は金曜に台風直撃であえなく断念したものの、翌週はなんと週末だけ天気がいい。迷わず、出発。しかもフェリーの予約番号は「777」。これは幸先がいい。 |
|
|
 |
|

乗船するのは竹芝客船ターミナル金曜夜10時発の東海汽船「かめりあ丸」。特等(2人用ベッドルーム)から2等(雑魚寝部屋)まであるらしいが、夏の繁忙期には甲板で寝る人もいるらしい。今回は1等の和室(7〜8人用)を選択。一人片道12080円。
乗船して部屋に入ると、熟年夫婦が座り込んで弁当を食べていた。微妙な空気。あとから30前後のカップルと女性一人も入ってきた。俺ら3人でちょうど7人。結構、窮屈・・・。
予定通り、10時に出発。夜景を見ながら東京を発てるのがいい感じ。このあと、横浜港にも立ち寄り、伊豆諸島へ。
|
|
 |
|
これが一等の様子。今回の同行者はNY弁護士オークラと、デイトレーダー・マキ。
それにしても11時間は結構きつい。
というか、周りのイビキがきつい・・・。
ちなみに船内を周ってみると、フロアに毛布を敷いて寝てるオッサンとか、甲板で酒盛りしてるグループとかいて、なかなか人間観察には面白い。
壁に寄りかかってカップラーメンすすってるおっさんとか見ると、日本じゃないみたいな感じだった・・・。あと和式トイレがずらっと並んでたのは圧巻。
|
|
 |
|
予定通り、土曜の朝9時に式根島に到着!
これが乗ってきた「かめりあ丸」。
天気は最高。
空気も心なしか美味しい。
港まで今回お世話になる宿「吉野家旅館」さんが迎えにきてくれていたので、早速、車に乗り込み宿へ・・・と思ったらたった2分ぐらいで到着。
|
|
 |
|
島のあちこちにあるモアイ像が、ここでもお出迎え。一泊二食付きで8000円。
一休みした後、3つある海岸沿いの露天温泉まで旅館の人に車で連れて行ってもらうことに。
|
|
 |
|
途中にあった中学校。
全校生徒十数人らしい。
ブルーの綺麗な校舎に芝生の校庭という、この恵まれた環境!
ちなみに向かい側には小学校もあった。
高校はないので、船で通うそうだ。 |
|
 |
|
一番近くにあったのが「松ヶ下雅湯」。
ここは人工的に作って、地鉈温泉からお湯を引っ張ってきているとのこと。
とりあえずはここをスルーして、一番遠い地鉈温泉まで歩いていくことに。
|
|
 |
|
この谷間を下っていった先に地鉈温泉がある。かなり遠い。 |
|
 |
|
ようやく到着。
お湯は茶褐色で、周りの石がかなり滑りやすくなっている。
それにしても景色がいい。まさに秘湯という感じ。
ちなみに効能は、胃腸病や神経痛、リウマチ、冷え性、婦人病などで、「内科の湯」と呼ばれているんだとか。 |
|
 |
|
早速ひとっ風呂!と思い、足をつけると熱い!
とても入れる温度ではない・・・。
もっと海に近いところはというと、今度はぬる過ぎ!
どうも満潮の頃に、熱い場所がちょうどいい風呂加減になるらしい。 |
|
 |
|
途方にくれる俺・・・。 |
|
 |
|
松ヶ下雅湯に戻る途中にある足附温泉。
ここは湯加減はちょうどいい感じだったし、お湯も透明で一見入りやすそうだったが、どうにも泡が浮いていてちょっと入る気が起きなかった。
ココの効能は切り傷、擦り傷などの外傷の他、筋肉痛、冷え性、痔、皮膚病などで通称「外科の湯」。 |
|
 |
|
結局、最初の松ヶ下雅湯へ。
3つに分かれていて、一つはぬる目、一つはちょうどいい湯加減、もう一つは足湯。
かなりリラックスできる。
でも唯一の難点は、海パンが茶褐色に染まってしまうこと。タオルもあっという間にまっ茶色。 |
|
 |
|
帰りは歩いて宿まで15分ぐらい。
シーズンじゃないからか、すれ違う人はほぼ皆無・・・。 |
|
 |
|
商店の前で遊んでいた子ども。 |
|
 |
|
午後は野伏港で釣り開始!
ちょっと風が強めなので、防波堤の内側でやることに。
ここではムロアジが良く釣れるらしい。
上級者はまずムロアジを釣って、それを生餌にしてヒラメとか大物を狙うんだとか。 |
|
 |
|
地元のおばちゃんも釣りをやる。
たぶんパチンコ代わり。
釣り客いわく、地元のおばちゃんがたくさんいるときはたくさん釣れているときらしい。
「昨日は一人で200匹釣った人がいる」とか豪快な話も出てきて、俄然やる気が出てきた。
|
|
 |
|
開始して1時間ぐらいで、一匹目ヒット!
でも何の魚だかわからないし、あまり美味しそうでもなかったのでリリース。
これからバンバンつれるはずだから、雑魚はどうでもいい。 |
|
 |
|
・・・とはいうものの、その後、さっぱり釣れる気配なし。なので、防波堤の外側に移動。
向井側には新島がドーンと鎮座している。
数時間粘ったものの、結局外側でも釣れる気配なし。風も強いし・・・。 |
|
 |
|
あっという間に日も暮れてきたので、今日のところは撤退することに。 |
|
 |
|
宿に電話したら、なぜか軽トラでお迎え。 |
|
 |
|
ドロンズか・・・。 |
|
 |
|
晩御飯を食べる食堂には、魚拓がずらり。
さすが釣り人大歓迎の宿。
写真を撮るのを忘れたけど、この日の晩御飯にはお客が前日に釣り上げた巨大ヒラメの刺身が出ました。
あとカンパチの刺身とか、アワビとか、焼き魚とか、あら汁とか、凄く美味しい。 |
|
 |
|
こんなのが釣れたら、間違いなくレンタル釣竿は折れる。
ちなみに一日目は全部で8人のお客さん。
俺らと同じく男3人組の釣り客と、単独釣り客が2人。この2人は相当の釣り好きらしく、この宿の常連らしい。週末だけ来てるわけではなさそうだったので、いったいどんな仕事をしてるのか聞きたかったが、そんな野暮なことは出来ずじまい・・・。
|
|
 |
|
初日はやたらと疲れていたので8時前には爆睡状態。
でも朝によく釣れると聞いていたので、5時に起きてまた野伏港へ。まだ真っ暗で、空を見上げると満天の星空!半端じゃない数の星がきらめいていた。 |
|
 |
|
この日も風が強いので内側で釣り開始。 |
|
 |
|
明るくなり始めた頃、オークラがムロアジを立て続けに2匹ゲット!直後に俺にふぐヒット!爆釣り開始の予感。
そんな期待も空しく、その後はサッパリ。
|
|
 |
|
一度、朝ごはんを食べに宿に戻り、今度は外側に移動して釣り再開。
隣のおじさんがでかいふぐを釣り上げて放置していた。どうもふぐは海に戻さないという暗黙の了解があるらしい。 |
|
 |
|
しばらくすると、ようやくマキにも釣れた。
鮮やかな縞模様のイシダイ。
この後、俺がカワハギを釣り上げた。 |
|
 |
|
お昼前後には、大型客船とかジェット船とか、数隻港にやって来て、釣り中断。
大型客船では、テレビ以外で見たことない紙テープを使ったお別れの儀式。 |
|
 |
|
昼過ぎまで粘ったが釣れないので、あきらめて島内観光することに。
とりあえず一番景色がいいというカンビキ山展望台へ。地図で見ると近道らしい遊歩道を歩いていくと、かなり起伏が険しく、でっかい蜘蛛はいるし、草木も生え放題。でも30分ぐらいでたどり着いた展望台からの眺めは最高。リアス式海岸というのがいい。
|
|
 |
|
帰りは綺麗に舗装された道を歩く。
そしてリアス式海岸以上に感動した泊湾にたどり着いた。夏には海水浴客で賑わう天然湾。
|
|
 |
|
水が綺麗だから泳ごうかと思ったが、足をつけてみるとかなり冷たいので断念。 |
|
 |
|
ひとり物思いにふけるデイトレーダー・マキ。
本当にデイトレで食っていくつもりか?
もっと社会に出て揉まれて強くなったほうがいい。 |
|
 |
|
この花のように・・・。 |
|
 |
|
宿に帰ったらもう4時。
ちなみに島内には信号が一つしかない。
この信号だって、別になくてもいい感じ。 |
|
 |
|
この日の晩御飯には、今朝釣ったアジとイシダイとカワハギのお刺身が出てきた。
カワハギはキモ和えにして食べた。
やっぱり自分で釣ったのは格別。
|
|
 |
|
夜は再び、松ヶ下雅湯へ。
宿からは島の中心部を通り抜けて15分ぐらいだが、さっぱり人とすれ違わないし、海岸に近くなってくると明かりも少なくなるので、一人で行くのは結構怖いと思う。
しかも露天風呂の明かりも暗い。聞こえるのは波の音だけ。
でもその分、空を見上げると星空が凄い!
こんなの、有名な温泉地で高いお金を払っても味わえないだろう。
|
|
|
結局、式根島には2泊して月曜の午前11時半の大型客船(2等イス席:1330円)で大島まで行き、そこから15:30発のジェット船(4600円)に乗り換える。竹芝行きもあったが、このまま直接東京へ帰るのもどうかと思い、熱海行きを選択。たった45分で到着し、ニューフジヤホテルへチェックイン。ここは凄くて365日9800円均一。部屋は広く、ご飯はバイキングで飲み放題だし、カラオケも卓球もタダ!しかも館内の自動販売機は通常価格(*日頃、館内のボッタクリ価格に「これがおもてなしの心か!」と憤っている身としては、これほどコストパフォーマンスの高いサービスはない)。温泉はと言えば露天風呂も3つもあるし、お得感バッチリ。高いホテルに泊まるのがバカらしくなる。伊豆諸島からの帰りにはお薦めだ!
それにしても島旅は最高!病み付きになりそう。
次回はもっと遠いところを目指すぜ!
|
|
|
 |
|
ちなみに伊豆諸島まで行けないけど美味しい地元の魚は食べたいと言う方には、こんなお店があります。まだ言ったことないが・・・。
東京の島々 潮騒 東京都千代田区三崎町2-21-10 正大ビル1F〜3F
|